東証大引け・反落 日銀決定会合を前に様子見、ソフトバンクが大幅安

-7日の東京株式市場で日経平均株価は反落。終値は前日比175円14銭(1.10%)安の1万5726円2銭となった。大幅高だった前日の反動に加え米株式相場の下落が嫌気され、東証一部の6割強が下落。明日8日から始まる日銀の政策委員会・金融政策決定会合を前に市場参加者の様子見姿勢が強まったことも相場の下げにつながった。後場には日経平均先物3月物がまとまった売りで下げ幅を拡大したのをきっかけに、現物株にも売り圧力が高まり、日経平均は一時1万5700円を割り込んだ。東証株価指数(TOPIX)も反落した。

  • 個人の注目度が高いソフトバンクが昨年12月の分割権利落ち後の安値を更新し、投資家心理を悪化させた。株価指数先物・オプション3月物の特別清算指数(SQ)算出を週末の10日に控え、ロールオーバー(乗り換え)など先物の動きに神経質となる市場関係者は多く、先物主導で下げ幅を拡大する場面が目立った。半面、1万5600円台では値ごろ感を指摘する声が聞かれ、主力株などの下値には押し目買いが入った。
  • 東証1部の売買代金は概算で2兆2480億円で、売買高は16億4426万株。値下がり銘柄数は1064、値上がりは536、変わらずは94銘柄だった。業種別東証株価指数(TOPIX、全33業種)は、鉱業や鉄鋼など7業種が上昇した。一方、卸売業や建設業、不動産業など26業種が安くなった。
  • 個別銘柄ではソフトバンク東証1部の下落率ランキングのトップ。KDDIやNTTなど通信株が売られた。大成建や清水建などが下落し、三井不や住友不がさえなかった。また、アドテストや東エレク、ファストリなども軟調だった。半面、アサヒやキリンが上昇、JTが買われた。日産自やホンダが上昇。スズキは上場来高値を更新した。
  • 東証2部株価指数は反落。宇野鉄やサイボウズサンシティが下落した。半面、日精鉱やエルナー、ニッセイなどが上昇した。〔NQN〕

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写真は孫の兄のほうです。